「要る?」と思っていたランニング・メトロノームを、PaceGuruに入れた理由

プロダクトアップデート

ランニング・メトロノームは本当に役に立つ?

この機能を作る前の私は、かなり懐疑的でした。

長く走ってきて、Hansons Marathon Methodも一通り取り組みました。その間、ピッチを意識して上げようとしたことはほとんどありません。それでも練習の終盤には、ピッチは160台半ばから180前後へ自然に上がっていました。身体が走りやすいリズムを見つけた、という感覚です。

自分でいちばん先に感じる変化は、いつもペースでした。ペースが上がってもストライドが大きく変わらなければ、ピッチも一緒に上がります。私には、ピッチは走力が変わったあとに残る数字で、音に合わせて無理に作るものには思えませんでした。

実際にメトロノームで目標ピッチを追ったこともあります。疲れるし、少し気持ちも急かされる。後ろから追われているようで、私には合いませんでした。

それでも作った

自分に合わないからといって、誰にも要らないわけではありません。一定のリズムがあると走りやすい人もいれば、インターバルで合図が欲しい人もいます。そこで今回、PaceGuruにランニング・メトロノームを入れました。

作りながら、別の使い道も見つかりました。ピッチを下げるためです。

速いペースで気持ちよく走れていると、ピッチが200を超えることがあります。そんな時は180〜190に設定して、脚だけをさらに速く回し続けないようにします。少し大きめのストライドに力を使う余地ができる。私にとっては目標値というより、一時的な速度制限のようなものです。

設定できること

メトロノームは「ランニングツール」から始められます。調整できるのは次の項目です。

  • 目標ピッチ:毎分160〜220歩。イージーランからテンポ走、強度の高いインターバルまで対応します。
  • ビートパターン:1歩ごと、2歩ごと、3歩ごとに鳴らせます。

3歩ごとの設定は、意外と使いやすいものです。友人は、音が鳴るタイミングで着地する足だけ少し強く踏みがちだと言っていました。2歩ごとだと同じ側になりやすいですが、3歩ごとなら左右の足に順番に回ります。感覚的にも偏りが少なくなります。

PaceGuruの目標ピッチとビートパターンを設定するランニング・メトロノーム画面

ホーム画面からすぐ開始

再生ボタンはホーム画面の右上に置きました。走る前にランニングツールを開いて何画面も進む必要はありません。ホームで一度タップすれば始まります。

PaceGuruホーム画面右上のランニング・メトロノーム開始ボタン

音楽やポッドキャストと一緒に使う

メトロノームは、端末で流れている音楽やポッドキャストを止めず、その下に重なるように鳴ります。

私はまず、いつものランニング用の音量に音楽かポッドキャストを合わせます。そのあとでメトロノームを少しずつ上げます。聞き取れるけれど、内容を邪魔しないくらいがちょうどいい。長く走っても、ずっと急かされている感じが残りません。

メトロノームを使えば速くなる、という話ではありませんし、正しいピッチを決める道具でもありません。少しリズムが欲しい時、あるいは上がりすぎたリズムを抑えたい時に、手元にあると便利です。それがPaceGuruに入れた理由です。

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